ガンの告知が日本で進まない理由として、欧米人との宗教上の違いがあります。欧米人の多くはキリスト教徒ですから、死んだら天国に行って死んだ家族と会えると本気で考えています。つまりガンで死んでも絶望的ではない強さがあるのです。無宗教である多くの日本人は、死んだあとの世界を考えるとほとんどが弱々しく絶望的になります。また医師にしても、「死んだ後はどうなりますか」と患者にきかれた場合、欧米の医師ならば天国に行きますと答えるでしょうが、日本の医師は何も答えられないのです。
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このような文化上の違いがあるので、欧米のまねではなく日本人の患者の心をうかがいながら告知を考えないと、不幸な日本人を多くつくることになります。