婚約指輪のトレンド

2011.05.11

「若い男性にとって婚約指輪は大きな問題である。予算が許す最高の指輪であり、しかも、ご婚約者が気に入る指輪でなくてはならない。そのために婚約者に尋ねたり、彼女の好みを知る人に尋ねたりと、努力を惜しまない。そして、予算内で買える一番大きなひとつ石のダイヤモンド・リングがスタンダードな婚約指輪とされている」E・F・カッシング著「文化と良識」(1926年、米国)。婚約指輪を贈る習慣は古代ローマ時代から始まりました。それから何世紀もの時代を経て、この習慣は受け継がれてきたのです。昔は、美しい石を身につけると魔除けや災害除けになると信じられ、宗教的な意味もあって贈られていたもの。婚約するふたりの誓いのしるしとしての婚約指輪を選ぶために努力を惜しまないという1926年のカッシングの言は、現代にも通用するものがあります。現代の若い男性が「予算が許す最高の指輪であり、しかも、婚約者が気に入る指輪」を選ぶことができるように、まずは、最近の婚約指輪の傾向を紹介します。最近の婚約指輪の特徴としてまずあげられるのは、婚約指輪をつける機会が増えたことによって、より身近な存在になってきたことです。デザインやバリエーションが豊富になり、トラディショナルなものからカジュアルなものまで、いろいろな選択ができるようになりました。母親の時代のように宝石に対して身構えるような、宝石を特別視するということがなくなり、いまの女性は、ジュエリーを上手に使いこなすセンスを身につけたのです。「常識的」とか、「昔ながらの」といったデザインよりも、美しい良いデザインを選ぶことを重視しています。