直接の英語力に限らず、私が日本のオヤジの海外経験値を認識したのは、六本木ヒルズにあるNYからやってきた高級イタリアン・レストラン「イルムリーノ」にて。経費で来るような外資系エリートや外国人客が多いことで知られる超スノッブなこの場で、日本の普通の会社員の地味なオヤジが、たった二人で男同士で、ちゃんと以後こってりしたデザートまで食べているのを見た。「おいしいね。これ」なんて言い合って。私は頼もしいと感心した。週末ディナーの予約をするのが困難!という高いハードルを乗り越え、女性ウケではなく男性同士で、ビジネスの会食だとは思うけど、なんだか「日本のオヤジも捨てたものじゃない」と。たぶんこの普通の会社員ふうの50歳前後のオヤジは、普通に英語しゃべれるね。と私は踏んだ。ここでちゃんとできているのだから、海外の高級店でもちゃんとワインをセレクトし、女性がいればエスコートし、それなりに振る舞えるレベルと勝手に想像したからです。