灘高時代に自分の周囲を見て感じたこと

2011.07.13

ボクが灘高時代に自分の周囲を見て感じたのは、「いらんことはやらん」精神に富んでいたことだ。参考書についても、あれこれ迷っていっぱい買いこまずに、先輩がいいというものだけを徹底的にやってたし、受験に出ない科目はバッサリ削ってた。そんな教育はゆがんでるといわれるかもしれないが、余計なことで労力を使って、勉強そのものが嫌いになったり、受験の世界を地獄だと決めつけてかかったり、一日十時間も勉強して睡眠不足になったり、人間的な“遊び”を全然できない方が、よほどイビツやと思う。ボク自身、高三のとき、三〇〇本も映画を観れたのは心のコヤシになったし、弟だって、文学書を読みまくったり、大阪府立体育館までプロレスを見に行ったりしたのが、ずいぶん心の清涼剤になったはずや。短時間でこなすテクニックを身につけて、いらんことを勉強せんかったら時間は余って当然なんや。人間、余った時間がないと、ろくなことがないのじゃなかろうか。